「自分の家にいるようにくつろげるさま」
「アットホーム」を国語辞典で調べると、こんな意味だ。
日本では「アットホームな」のように
形容詞的につかわれることの多い言葉だ。
「和製英語っぽいな」と思って英和辞書を引くと
実は「 家庭招待会:招待者側が在宅の日時を知らせておき,
客はその時間内の適当なとき(通例午後)に現れる略式のパーティー」という
れっきとした英語の名詞なのがわかる。
つまり、自宅で開くパーティーのスタイルをさし、
日本語では、「ホームパーティー」という言葉が近そうだ。
最近、ウェディングの希望のカップルとお話していて、
「アットホームな感じにできれば」とおっしゃる方が増えてきたように感じる。
ブライダル業界では、「アットホーム感」を「貸切」で表現しようとしているむきがあるが、
それだけでは足りない気がする。
じゃあどう考えればいいか?
結婚を機にホームパーティーを開くと考えてみては、と思う。
何を準備すればいいか?
食事、飲み物………。
あとはみんなと楽しくおしゃべりができればOK。
あとは、なにしたらいいかなぁ。
せっかく来てもらったんだから、お帰りのときにちょっとしたギフトでも渡せたら…。
そんな感じじゃないかと思う。
だけど、何十人もの人が集まるスペースがないし、
そんなたくさんの料理や飲み物を準備するのも大変。
だからその部分は、お店に依頼したらいいか、と。
ホームパーティーの延長線で、
ご自分たちのウェディングをイメージしてみたらいいのだ。
それが、「アットホームな感じ」を実現する第一歩になる。
ただ5人のゲストと、数十人のゲストのもてなし方は多少違う。
そこは私たちと一緒に智恵をしぼろう、というわけだ。
メソンで数多く行われる「プロの司会者がいない披露宴」は、その一例だ。
だってホームパーティーには、司会者は必要ないのだから。