<第2回>葡萄の歴史≒ワインの歴史?
2019.04.08
今回は、ワインってどうやって作られたのだろう?と思い調べてみました。
葡萄の木は、人類発祥以前からカスピ海周辺に自生していたといわれます。
一説には紀元前8000年ごろからワインの歴史は始まったそうです。
落ちた葡萄が潰れて果皮についている天然酵母によってワインが作られたとすると、葡萄の歴史がワインの歴史でもあるといえるようです。
紀元前8000年といえば、世界では石器が使われていた時代。
日本の縄文時代の頃からワインが存在したということになります。これにはビックリ。
ワインは、醸造酒である他のビールや日本酒と違い、一切水は加えられていません。
葡萄そのものから出来上がったとするなら、歴史が古いというのもうなずける気がします。
メソポタミア文明初期の遺跡や文献では、紀元前4000年から石臼を使って醸造が行われていた事が分かるそうです。
古代ギリシャで医学の父といわれるヒポクラテスはワインを薬として処方した様子。解熱剤や利尿作用、疲労回復に効くと記しているようです。
フランスを中心としてヨーロッパに広まったワインは、様々な政治的、宗教的な影響を受けて16世紀には世界中に広まったそうです。
いわゆる大航海時代ですね。
先に日本酒の文化があった日本でワインが作られることはなく、ポルトガルやオランダとの交易によって少しずつ浸透してきたようです。
ただ、今のように手軽にワインを口にするようになったのは、ず~っと、ずっと後のバブル期。ボージョレ・ヌーボーの大流行によってワインはごく身近なお酒となったいったそうです。
今では生産国としても世界から注目をされているそうで、まだまだこれからが楽しみなんだとか。
どんなことも数をこなさないと見えてこない世界があると思いますが、これから、いろんなワインをいただきながら私のワイン史を作ってゆきたいと思います。