2021夏。ウイーン移住への記録 第24回
2021.04.01
オーベルジュメソンの経営を、
まったくの素人から夫婦で始めて19年が経ちます。
そんな僕たち夫婦が2021年夏、
ウイーンへ移住し、新たな仕事をはじめます。
この連載は、移住までの顛末を記録していきます。
「今の暮らしを変えたい!」なんていう希望をお持ちの方々に、
なにかのお役に立てればとリアルタイムに書いていきます。
ちなみに移住までは、夫婦ともメソンで仕事をしております。
その後のオーベルジュメソンの経営は、わたしたちの長女が引き継ぎます。
(このブログはあくまで夫の観点から書いていきます。
妻の観点は直接お聞きください・笑)
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今回から、タイトルの一部「春」を「夏」へ変更しました。
定住許可申請に必要なドイツ語の受験が、1か月伸ばさざるを得なかったこと。
当初、パスポート(滞在6か月まで)で、ウイーンへ入り、現地で申請というようなつもりでいたのですが、現在は申請の審査の期間が延びていて、「許可」が下りるまで日本にいた方がいいという、
ウイーン現地からのアドバイスもあって、当初計画より日本にいる期間を延ばした方がいいという判断からです。
さて、前回はドイツ語A1を受験したことまでを書きました。
2週間後の18時頃に、サイト上で結果発表。
この画像が結果です。
見にくいですが、「聞く」「読む」「書く」「話す」各25点満点で、合計100点中合格ラインは60点。
結果は81点で合格です。
「読む」「書く」は、それぞれ22~23点で、ほぼ満点。
「話す」も、会場を微笑みに包んだ想定外の言葉を発したぼくに(前回のブログ参照)、
約20点をつけてくれました。
英語のケンブリッジ検定の際にもそうしましたが、「話す」で試験官に稚拙ながら「自己アピール」を盛り込みました。
このドイツ語の試験では、自己紹介のなかで「どこに住んでいるのか」を話す必要があります。
「私は大津市に住んでいます」で正解ですが、そこにわざわざ「近い将来、ウイーンに住むつもりです」と付け加えました。「この検定は、ぼくの人生がかかっているんです」と伝えたかった。
それで、採点が左右されるのかどうかは定かではありません。
でも少しだけでも配慮してくれたらありがたい、という願いがそうさせるわけです。
「溺れる者は藁をもつかむ」です。
妻も、70点台で合格。
これで、夫婦そろって申請資格を得たことになります。
とにかく、この2か月はそれなりに仕事をしつつ、ドイツ語づけの日々でした。
ようやく申請書類の準備に入ります。
実は、まだ膨大な作業が必要です。
準備の最初に訪れたのは、滋賀県警本部。
なぜなのか?
この話の続きはまた次回で。