「ゆるい」ものが好き
2024.06.28
先日、MIHO美術館の古代ガラス展へ行ってきました。
(会期はすでに終了しています。)
※写真はヨーロッパ各地でわたしが撮りためたゆるいものたちです。
そこで思ったのは、わたしは手作りの「ゆるさ」が好きだということでした。笑
繊細に作り込まれた作品もそれはそれで素晴らしいと思います。
しかしながらわたしが惹かれるのは、手作りならではの「味」のようなもの。
展示されていた作品は紀元前のものも含まれるので、
その当時は機械で大量生産するという選択肢が無かったわけですが、
人の顔や動植物をモチーフに描かれたものや作られたものがどれも個性豊かでかわいらしいのです。
ヨーロッパでは今でもこのような「手」で作られる価値が大切にされている気がします。
一方で日本は「均一であること」が良しとされ、
作り手の個性のようなものが出しにくい文化なのでは無いでしょうか?
信楽のたぬきの置物でも表情豊かでゆるい雰囲気のものがあっても良いのになとわたしは思います。
わたし自身は、目に見えるような作品や商品を作るわけではありませんが、
わたしならではの「味」や「温度感」を感じてもらえるようなおもてなしをしていきたいと思いました。
・追記
先日蓬莱マルシェで、アフリカ現地で作られたお洋服を販売されている方がいました。
その服は型紙を取らずフリーハンドで作られているため一つ一つサイズがまちまちなのだとか。笑
店主の方は「それぞれサイズが違うからこそぴったり合う方が現れるんです。服と運命の人が出会うのをいつも楽しみにしています。」
とおっしゃっていました。
そんな風にハンドメイドの個性を楽しんでいけたら良いですね。
写真の中で一つだけ買って帰ってメソンに置いてあるものがあります。
どれでしょう〜??