2021春。ウイーン移住への記録 第1回
2020.04.14
オーベルジュメソンの経営を、
まったくの素人から夫婦で始めて18年が経ちます。
そんな僕たち夫婦が1年後の2021年春、
ウイーンへ移住し、開業することが決まりました。
この連載は、移住までの顛末を記録していきます。
「今の暮らしを変えたい!」なんていう希望をお持ちの方々に、
なにかのお役に立てればとリアルタイムに書いていきます。
ちなみに移住までは、夫婦ともメソンで仕事をしております。
その後のオーベルジュメソンの経営は、わたしたちの長女が引き継ぎます。
(このブログはあくまで夫の観点から書いていきます。
妻の観点は直接お聞きください・笑)
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この移住計画は、2019年の1月から2月にかけての旅行が発端となります。
オーベルジュメソンでは、その2年ほど前から、
閑散期になってしまうこの時期の2週間ほどを休業し、
仕事のレベルアップのためのリフレッシュ期間として、
海外へ出ることを推奨してきました。(自己負担でですが)
私たち夫婦は、ニューヨーク、地中海クルーズとでかけ、
この年は、ブダペスト・プラハ・ウイーンへ向かうことになります。
僕自身は、閉所・高所恐怖症。
パニック障害があるので、飛行機に乗るのは勘弁してほしい立場です。
ですからこのシーズンを前に、妻は「女性の一人旅」的な本を買い込み、研究を始めます。
その結果が、ブダペスト・プラハ・ウイーン。
「長女と行ってきたらー」と、のらりくらり、はぐらしていましたが、
長女が大学の卒業旅行で、「バルト三国に行く!」と言い出し、
僕がお供することが決定的になります。
僕たちが旅に出るとき、あらかじめ観光情報を十分に入手し、
スケジュールを決めて出発するということをあまりしません。
それで、いいのかどうか。
後悔することもありましたから、
今回は「トラベロコ」(現・ロコタビ)を利用して、
現地に住む日本人の方とセッティングして、
いっしょにディナーを食べながら、
観光情報や暮らし方をお聞きすることにしました。
「旅は人」
なかば自省を込めながら、そのことを実感することとなります。