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2021春。ウイーン移住への記録 第9回 | 【公式】オーベルジュメソン|滋賀・何もしない贅沢を味わう籠れる宿

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2021春。ウイーン移住への記録 第9回

2020.04.21

オーベルジュメソンの経営を、

まったくの素人から夫婦で始めて18年が経ちます。

そんな僕たち夫婦が1年後の2021年春、

ウイーンへ移住し、開業することが決まりました。

この連載は、移住までの顛末を記録していきます。

「今の暮らしを変えたい!」なんていう希望をお持ちの方々に、

なにかのお役に立てればとリアルタイムに書いていきます。

 

ちなみに移住までは、夫婦ともメソンで仕事をしております。

その後のオーベルジュメソンの経営は、わたしたちの長女が引き継ぎます。

(このブログはあくまで夫の観点から書いていきます。

妻の観点は直接お聞きください・笑)

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約1年後にウイーン移住が決まって、

それまでにやるべきことを6つに整理しました。

前回のブログを参照ください)

同時並行的に、しかし優先順位をつけながら、取り組む必要があります。

 

今後のことを整理した途端、妻は自宅の2階に上がっていき、

段ボール箱を持って降りてきて、僕のところに持ってきました。

そのとき、僕は薪ストーブを焚いています。

ボール箱の中身は、これまで僕が買ってきた本。

つまり「これを一緒に燃やしたら?」。

 

次の日、彼女は引き出しをもって、リビングにやってきて、

いろんなものをごみ袋に入れだしました。

「その引き出しはどこから持ってきた?」と聞くと、「洗面所から」。

 

妻は、何かを決めると即座に行動に移します。

時として彼女の行動力には、驚かされますが、

僕の考えていることと、とてつもなくズレていることがあります。

僕は、

 ②オーストリアで会社をつくること。

これに必要な情報集めをすることが、なにより大事だろうと思っていました。

どんな手続きを踏んでいけば、会社をつくることができるか、

またどんな形態の会社をつくればいいのか、

あるいは、メソンの経営母体である日本にある会社のウイーン支店をつくればいいのか。

その情報集めをすることが、優先だと思っていたのです。

 

ところが、彼女は段ボール箱を持って降りてきて、古本を燃やすという行動にでた。

つまり、なによりも

 ⑥出発前に、自宅にある自分たちの荷物をゼロに近い状態にすること。

が、最優先だったわけです。

 

このズレに大きさには、笑うしかありません。

裏返せば、オーベルジュメソンは、こうやって作られてきたともいえます。(笑)

 

 

さて、本題に戻ります。

オーストリアへの移住に必要なビザを取得するうえで、

「どうして移住するのか」によって取得するビザの種類が違うことがわかります。

(6か月までの短期滞在は不要です)

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6ヶ月以上の長期移住の際には、目的に寄らず滞在許可(Aufenthaltsbewilligung)を取得する必要がありますが、
オーストリアの滞在許可は、
・雇用
・自営
・研究者
・学生
・家族(現地の方と結婚した場合など)
など細かく種類が分かれており、必要な提出書類も滞在許可の種類によって異なります。
これらの滞在許可の申請は、原則として入国後に現地の役所(各州政府の移民課)で行いますが、
書類の提出から発行までに3ヶ月程度かかる場合があり、
また提出書類の中に住民票など現地で手に入れる必要のあるものも含まれるため、
無査証の滞在の許されている6ヶ月を超えない為にも、入国前から提出書類の準備を進め、
入国後できる限り速やかに手続きを進めることをおすすめします。

「せかいじゅうライフ」より)

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私たちに該当するのは「自営」でしょう。

「自営」でビザを取得する前に、

会社を設立しておく必要があるわけです。

ビザについては、国内の移住サポート会社の情報や、

移住経験者やオーストリア在住の方のガイドのようなブログは出てきます。

そのほとんどは、会社員、研究者、学生、音楽家などによるもので、

「自営」、つまりオーストリアでの「会社設立→ビザ取得」については、

情報がほとんどありません。

 

が、相談窓口がみつかります。

それが、在日オーストリア大使館商務部というところでした。

 

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