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Blog | 【公式】オーベルジュメソン|滋賀・何もしない贅沢を味わう籠れる宿 - Part 3

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仕入れ先巡りへ行ってきました 京都編

2024.01.20

最近、ご予約に余裕がある日を活用して、日頃お世話になっている会社やお店を訪問させていただいています。

先日は、京都のほうへスタッフで伺いました。

 

その日回らせていただいたのは、

お肉の「銀閣寺大西さん」

お魚の「大寅」さん

フランスワインの「CAVE de EBINA」さん

イタリアワインの「イタショク」さん

ウェディングドレスの「Ginza Couture NAOCO」さんです。

 

銀閣寺大西さんと、大寅さんでは、実際のお仕事場を見学させていただくことが出来ました。

そこで一番印象的だったことは、こんなにも「人」が作業しているんだ!ということです。

 

これまでの私は、マグロや牛を何かハイテク機器にいれると、「ポン!」とお刺身やお肉のスライスの形に変化するような勝手なイメージを持っていました。(笑)

ところが実際に見てみると、たくさんの従業員の方が、「職人」とも呼べるような細かい手さばきで、食べられる部分と、骨や内臓などの食べられない部分に切り分けておられました。

「マグロの解体ショー」は、ただのショーではなく、全部のマグロに対して行われているんだ…ということを、恥ずかしながら初めて知りました。

(厳密に言えば、違うかもしれませんが…)

そしてもう一つ、今回はそういった現場を実際に見ることはありませんでしたが、人の口に入るために、「失われている生命」があるということも忘れてはならないと、改めて感じる機会ともなりました。

 

また、全体を通して感じたことは、もっとそれぞれの方と活発にコミュニケーションを取っていきたい、ということです。

どこへ伺っても、私たちの質問に対して丁寧に回答頂き、それぞれの分野に対する興味がとても強くなりました。

私たちが扱っている商品について、より多くの情報を得ることで、お客様へご提供する際にもよりその商品を楽しんでいただけるお手伝いが出来ると思います。

せっかく、それぞれの分野に長けている方とコミュニケーションをとる手段があるのなら、これからもこまめに連絡をとり、より深い知識を身に着けていきたいと思いました。

 

以下は、スタッフによる各店舗ごとのショートレポートです。

 

 

 

■イタショクさん担当:スタッフ(た)

今回、メソンにイタリアワインを入れて頂いている、京都のイタショク様にスタッフで行かせて頂きました。

 

興味深いお話が聞けて、とても有意義な楽しい時間を過ごすことができました。

 

今月の25日からメニューが変わるにあたって、ペアリングのお話。

どうやってお料理に合わせるかというコツの一つとして、ワインを調味料として考えるという方法を教えて頂きました!

 

よりワインを知る為のコツや、ワインのルーツ、ヴィンテージのものも見せて頂き、さらにワインに興味を持つことができました。

 

■大寅さん担当:シェフ石塚

朝5時、滋賀県を発ちメソンのスタッフで冬の寒さ漂う京都魚市場の見学を楽しんで来ました。

 

新鮮な魚介類が溢れ、活気のある市場に早朝から刺激を受け、次の新たな料理メニューのアイデア検討中です。

 

海の幸とイタリアンの融合、楽しみが一杯です。

 

CAVE de EBINAさん担当:オーナーふうか

フランスワインをご提供していただいているのは、御所の南にある「CAVE de EBINA」さんです。

 

一日のスケジュールの都合上、開店前のお時間に伺ったのですが、快く対応いただき、お店の中を見学することが出来ました。

 

コンパクトな空間の中に、ワインが所狭しと並べられ、ワイン好きにはとても魅力的な店内です。

 

京都の老舗の旅館にも卸しておられる海老名さんですが、一般の方のご利用も可能です。

お店に立ち寄るときっと気さくに相談に乗っていただけると思います!

 

■銀閣寺大西さん担当:スタッフ(な)

お肉の仕入れ先、銀閣寺の大西さんへ見学に行ってきました。

社長さんが自ら目利きし、月間100頭もの牛を購入。
そのあと、加工場にて解体。
とても大きな塊肉(その時に見たのは300㌔の塊がいくつもぶら下がってました!)が、

職人さんの手作業により、部位ごとに切り分けられていきます。
また、骨を取り除く作業は、慎重な作業で黙々と作業を進めている職人さんに見入ってしまいました。


部位ごとに分けられたあとは、真空にして、お店などに届けられます。
ミンチやこま切れの製造過程は、なんとなく想像できますが、さらに裏の裏の加工場、解体作業を見学できたのは、とても良い体験になりました。


創業当時より、安心・安全・良質なお肉をお客様にお届けするべく、日本だけではなく、海外へも幅広く展開されています。

 

思いを形にすること その②

2023.12.21

前回のブログの続き?にはなりますが、最近思いを形にすることの大切を感じたこと、2つ目は義祖母の米寿のお祝いです。

 

今回、たまたま都合がつけられたので、夫のおばあちゃんの米寿のお祝いに参加させていただく機会がありました。

義理の祖母を中心に、その子供たち、孫世代、ひ孫世代まで、総勢11人が集まってのお祝いでした。

 

それぞれ独立して遠方に住んでいるので、個々に実家に帰ることはあっても、みんなが一度に集まることはなかなかありません。写真が趣味のおばあちゃんが、嬉しそうに家族の写真を撮ってまわっていたのが印象的で、良い日だったなとしばらく余韻に浸ったほどでした。

 

今回は長女にあたる義理の叔母が中心となって企画してくれたのですが、「お母さんの米寿をみんなでお祝いしたい」という思いを行動に移し、改まった機会を設けるということの大切さを感じました。

 

きっと私たちの日常には、大なり小なり改めて思いを伝えるチャンスはあるのだと思います。

これからの時期だと、クリスマスやお正月、バレンタインなど…理由は後付けでも良いのかもしれません(笑)

言い換えれば、そんな機会は意識しないといつまでも来ないのです。

 

「今がチャンス!」と思ったとき、その機会を逃さずに身近な人への思いを形にしてみる。

人生の中で、そんなことがけっこう大切なのではないかなと感じます。

 

メソンには「記念日お祝いプラン」があります。

このプランで、特別な日をお祝いしていただく、というだけでも素敵なのですが、私たちはさらに一歩、お節介として、「お相手の方へメッセージを書きませんか?」とお声がけしています。

 

「思い」を表現する方法は様々ありますが、「言葉」で表現することがやはり一番伝わると思っているからです。さらに、代筆ではなく、お客様ご自身で書かれた文字である、ということが、さらにその価値を高めると思います。

 

普段なかなか形にしない「思い」を、文字にして伝えてみてください。きっとそのカードは相手にとっての宝物になると思います。

 

 

米寿のお祝いのお花は、当館でのオーダーもお願いしている、mihoさんに依頼しました。

いつも素敵なお花をご用意いただいています。

 
 
 
 
 
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記念日お祝いプランで予約する。

思いを形にすること その①

2023.12.16

最近、思いを形にすることって良いことだなーと思うことが2度ありました。

 

1つは、「口コミ」を意識するようになってからです。メソンをご利用頂いたお客様から口コミを頂くと、もちろん嬉しいし、「こんなところを喜んで頂いたのだな」と新たな発見をすることも多いのです。

 

そこで、何かのお店に伺ったときやサービスを受けた時に、私もお礼を伝える気持ちで口コミを投稿するようにしてみました。

そうすると、お店の方からもお返事を頂き、コミュニケーションを取ることで、ただの「お店の人」と「お客さん」という関係から、一歩だけ近づいたような気持ちになれたのです。

 

また、せっかくいいお店に出会えたら、他の人にも行ってもらって、お店が続いてほしいと思います。しかし、私が直接、「ここのお店よかったよ!」と伝えるだけでは限界があります。その一方でオンライン上にある口コミは、これから利用を検討している不特定多数の人たちに見てもらえます。それってお互いにとってウィンウィンなのでは?と気が付きました。

 

「推しは推せるうちに推せ」とよく言いますが、皆さんも「推せる」お店に出会えたら(それがメソンだと嬉しいですが)、短くても「口コミ」を投稿してみてはいかがでしょうか?

 

その②につづきます…

 

 

「どこに口コミを投稿していいのかわからない」という方へ

(わたしもつい先日までそうでした。)

 

何かの予約サイトを使われたのなら、そこに投稿をすることもできますが、

実店舗があるお店なら、グーグルマップへの投稿が出来ます。

Google マップでクチコミと評価を追加、編集、削除する

 

ちなみにメソンの口コミのリンクはこちらです。

よろしくお願いします!笑

 

 

体重増減物語

2023.11.30

ウイーンで暮らした1年半で、僕の体重は10キロ減った。
「日本のご飯でないと受け付けない」と、強く感じていたわけではない。
また、ダイエットしなくちゃとも思っていたわけではない。
当時を振り返ると、少しずつダメージが蓄積した結果なのかもしれないと思うようになっていた。

 

どうも要因はこのあたりにありそうだ。
①水が違う
②食材が違う
③大皿料理を作らなくなる
④物価が高い
⑤結果として食事量が減る
⑥よく歩く

 

①水が違う
移住時の荷物に、日本のスーパーマーケットで売られているカレールーを持参した。日本では常用していたものだが、それを使ってカレーライスを作るのだが味が全く違う。おいしくないのだ。
お茶、出汁なども、やはり味がずれている。
「味覚は大雑把」を自認しているのだが、どれもおいしいと思えない。
②食材が違う
野菜・肉・魚、多くは日本で売られているものとは少しずつ違う。
一番閉口したのはキャベツ。どれだけ煮ても焼いても、筋っぽさが抜けない。お好み焼きではおなじみの食材だが、何回目かには白菜に切り替えた。
もちろん安くて同じような味・触感のものはある。カリフラワー、インゲン類は多用した。
肉は薄切りはなく、ほとんどが赤み肉でそれがほぼ塊で売られている。メニューが思いつきにくいのと、どの肉も多少動物臭がある。
オーストリアは海がない内陸国なので、普通のスーパーに鮮魚はほぼない。大型スーパーや市場にはあるのだが、鮮魚はかなり高いし、それを生かす腕がない。
③大皿料理を作らなくなる
そんな中で日々自炊をしていると、メインの肉あるいは魚に付け合わせのワンプレートという洋風メニューが定着してきた。つまり、一人分の食事を夫婦分2皿だけ作るということになってきたのだ。
日本にいた頃は娘がいたので、数種類のおかずを大皿でというスタイル。したがって、個人の分量は「満腹になったらおしまい」という判断にゆだねられていた。
④物価が高い
オーストリアの人口は、大阪府民とほぼ同数。とても小さな国だが、一人当たりGDPは、日本よりはるか上にあり、ヨーロッパの中でもかなり豊かな国に位置する。ここで住んでいると、日本の収入も物価も安いことが、日本の活力を奪っているのがよくわかる。
そんな中でウイーンのスーパーマーケットの価格もレストランも、そんな日本人の感覚すると高い。今の異常なほどの円安を勘案すると、物価全般に、日本の2倍といっても過言ではないのではないか。それほどオーストリアの収入は日本に比べて高いのだ。
⑤結果として食事量が減る
結果としてウイーンでの食事の分量は、減少傾向にあったのだと思う。つまり年齢にふさわしい量になっていたのだと思う。
⑥よく歩く
ヨーロッパの車の標準は、左ハンドル、右側通行。日本の事情の真逆。だから、最初から自家用車を購入することは想定していなかった。
ウイーン市内は、地下鉄・トラム・バスがとてもよく整備されている。最も安い30日パスを購入すると、1日0.6ユーロ(約100円)で乗り放題になる。日々の暮らしはこれで十分。
ドアからドアまで車で移動する田舎よりも、公共交通機関中心の都会の暮らしは歩数が断然多くなる。私たちには通勤・買い物などが、適切な運動になったのだろう。

 

日本に戻って、半年で体重は移住前に戻った。原因は単純で、食事も運動も移住前に戻ったということだ。60歳を前にしてウイーンで暮らし始めたのだが、長年蓄積された味覚が1年半では覆せなかったということなのだろう。

 

オーストリアへの移住には、ポイント制の申請資格が必要だった。語学力や職能・職歴などでポイントが加算されるのだが、年齢もその対象だった。若ければ若いほどそのポイントは高い。申請時の私の年齢加算はゼロだった。

その判断は、ある意味正解なのかもしれない。

我が家の冬支度

2023.11.25

今日散歩にでかけたら、比良山脈のてっぺんにわずかな積雪があった。
1年半暮らしたウイーンから比良に戻って半年。
冬支度の季節になった。
暮らし方、暮らす地域にもよるのだが、この地域に住む人たちには、衣替えだけではない「冬支度」が必要だ。

 

我が家には薪ストーブがある。我が家では、薪ストーブと石油ファンヒーターを併用している。それでもひと冬超すだけの薪が必要になる。
薪ストーブ暮らしを始めて30年弱になるが、まだ薪を購入したことがない。うちのストーブは、廃材など何でも燃やしてしまうからということもあるが、近所で伐採された木や、メソンで剪定した木を薪にするだけで、ひと冬分は足りてきた。
この冬の分は、メソンで剪定した分で足りそうだが、来年分のメドはない。来冬にかけて薪をどこでどう調達するか、アンテナを張っておく必要があるのだ。 

 

もう一つの課題は車。
この地域の山手のエリアは、ひどいときには膝までの積雪がある。
降雪にどう備えておくかは、とても大切になる。
私たちが比良に帰ってきたとき、乗れる車は軽トラだけだった。
軽トラを運転するのは大好きなのだが、3速までしかない20年落ちの車では、遠出ができない。
帰国早々に、冬でも乗れる4WDのドイツ車を探しだし、それを見に中古車屋さんにいったのだが、妻の反対にあい、メーカー違いの2WDのドイツ車を購入した。
だからあらためて、冬対策用の車をこの時期に探すことに。
免許取りたての二女も乗るので、小さめサイズで多少の擦りも気にならないものが必要。。
車種も絞れないまま、1か月ほどネットであれこれ見ていたのだが、ようやく近場の中古車屋さんで、20年落ちの国産4WDの軽自動車に決めた。
スタッドレスタイヤもノーマルタイヤも、その中古車屋さんにあった中古タイヤが使えそうなので、同時に購入。

 

ぼろぼろだった長靴も買い直したし、これで我が家の今年の冬対策は完了なのか?

Christmas market from Vienna!

2023.11.24

年明けまで、ウィーンの街はクリスマス一色に彩られます。
オーベルジュメソンの前オーナーは、ウィーン在住経験をもち、今もウィーンのクリスマスマーケットを経営しています。

ウィーンを知り尽くした前オーナーが、ウィーンのクリスマスマーケットの「本当にいいもの」だけを、メソンに持ち帰りました。

スペースが限られているので、表に出ていない物もありますが、一部ご紹介いたします!

 

クリスマスピンバッジ ¥1,600
胸元や帽子に1つあるだけで、一気にクリスマスムードに

ドロップ型オーナメント ¥2,880
ボール型のオーナメントよりシックな雰囲気のツリーになります。

ぶたさん型オーナメント ¥4,100
「ザクリスマス」というイメージとは少し違う、かわいらしい動物モチーフのオーナメント、揃えております。

クリスマスブレンドティー ¥1,410
シナモンやアップルなどがブレンドされた紅茶。ちょっとしたお土産にも。

なかなか出会うことのないウィーンからのクリスマス雑貨たち。お家にお1ついかがでしょうか?

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11月27日〜12月26日まで、滋賀県のお宿がお得にご利用いただける「今こそ滋賀を旅しよう!」が実施されています。
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プランを見る→Stay Plan

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今週のおすすめ食材は?

2023.11.04

   

シェフは、いつも美味しい食材を探し続けています。

 

それなのに、せっかく見つけ出した食材のことを、
私たちスタッフがあまり知らないまま、お客様にご提供していてはもったいないと思い、

シェフが仕入れた食材について、週に1回、ミーティングを行うことにしてみました。

 

こちらでも随時、食材の情報はシェアしていく予定ですので、
お楽しみに!

 

こちらは、地元産のお野菜がぎゅっとつまった、付け合わせ。

通常のカブより、みずみずしくジューシーなモモカブ(右下のピンクのお野菜)、

今が旬の甘くて美味しい安納芋(奥の真ん中)など、

いつも5、6種類の野菜が使われています。

 

皮をむいてローストした、黄色人参、紫人参。

 

シェフの同級生でもある、ひら自然菜園の加地さんから

「よかったら試して~」と入れてもらった、ハヤトウリ。

シャキシャキとした食感をどう生かすか、模索中とのことです。

私たちの仕事は何か?

2023.10.14

オーベルジュメソンは創業21年を超える。

これまで、いつも「私たちの仕事はなんだろう?」と考え続けてきた。

「オーベルジュ」は、「主に郊外や地方にある宿泊設備を備えたレストランである」(Wikipedia)。

確かにそうなのだが、どうもしっくりこない。

だから考え続ける。

しかし「あぁ、こういうことだったんだ」と、思い知らされる時がある。

 

とある日に「客室ノート」に記されていた。


癌で闘病中の夫と訪れました。

4月に大きな手術をして、今は抗がん剤で治療中です。

辛い日々の中で、こんなに素晴らしい時間を与えられたことに感謝です。

聞こえるのは、風の音、虫の声、鳥のさえずり…穏やかな優しい人達。

美しい器に盛られたこの上なくおいしいお料理。

澄んだ空気…

これからもずっと、できるだけ長く二人で生きていきたい、と

改めて思わされる時でした。

苦しくても頑張っている夫に感謝とエール!

幸せな時間、ありがとう。

スタッフの皆様、ありがとうございました。


客室ノートを読んで、私たちはゲストがどんな思いやタイミングでお越しになるのかを知る。

そして、ふさわしい仕事ができていたのかどうか、振り返る。

メソンで毎日仕事をしている私たちにとっては、「メソンでの毎日」は日常。

だが、客室ノートを通して、改めて私たちは思い知らされる。

私たちの仕事は何かを。

連泊のススメ─本と温泉と景観と。

2023.10.03

家に籠っているのが好きなので、あんまり旅行に出かけない。
観光にもあまり興味がない。
しかし、たまに出かけるとすればふだん山麓に住んでいるからか、海沿いが多い。

 

自宅から車で2時間程度の範囲内だと、三重県の志摩が好きだ。
大海原だと景色に変化はないが、志摩は地形が変化に富み、小さな島も多く、複雑な景観。
鳥羽から志摩にかけては温泉もある。

 

ある日、本屋さんにでかけ6冊の本を買ってきた。
その翌日が志摩へ出発する日になったので、6冊をもって出発した。
(国内旅行はほとんどこんな感じで、いきなり予定が決まるのだ)

 

予約したホテルは、数年前に泊まったことがある。
「食事はダメだが、いごこちよくて客室からの眺めが抜群!」という印象があった。温泉もある。
出発日前日からの流れで「今回は本を読む旅」と決めていたので2連泊で、目的遂行にふさわしいホテル選びに徹した。

 

私たちにとってこの客室が「読書の旅」に適している理由①は、大きなソファがあること。
理由②海へ面した客室の幅も天地もほぼ羽目ごろしガラスであること。眺めを遮るものがない。つまりベッドで本を読んでいても、海が見える。
また、一定の制約はあるがドリンク代は宿泊料金に込みなので、好きな時にビールが飲め(理由③)、客室にはウォーターサーバーがあるので、水分補給もいつでもできる。こうした条件をそろえようとすると宿泊料金が高くなりがちだが、このホテルは「料金も私にとって心地よい」が理由④。

 

出発日のお昼に伊勢で牡蠣料理屋さんに寄った後、ホテルのチェックインから2日後のチェックアウトまで、ホテルから外出しなかった。ワイヤレスのスピーカーも持ち込んで、読書、食事、温泉。これを繰り返す。私たちにとっては日常ではない景観とともに過ごしただけなのだ。

 

その人、あるいはその時によって旅に望むものは違う。ホテルにもそれぞれ特徴があり、それぞれルールも定まっている。見極めるのはそれほど容易ではないが、予約者が自らマッチングさせるほかない。その地域を味わうことに比重をおくのか、ホテルでの時間を大切にしたいのか…。
それがミスマッチすると、ホテルにクレームが寄せられたりする。
(私たちにはかなりつらいのです)

 

オーベルジュメソンは「ここで過ごすことに意味がある施設にしたい」と願ってつくってきた。客室にはソファ、ブルーレイ・CDプレーヤー、コーヒーメーカー。そしてライブラリーもある。「籠る連泊」というスタイルのためのホテル選びの上で、メソンはかなりおすすめだと思う。(掲載している写真は2枚とも「比良別邸」。温泉はありませんが…)

公式サイトからの予約だと、2泊目以降はお一人1,100円引きです。

 

ちなみに、旅先で読んだ本はこの4冊。

 

『パリのすてきなおじさん』 金井真紀 柏書房
『なるほどの対話』 河合隼雄+吉本ばなな NHK出版
『内田樹の生存戦略』 内田樹 自由国民社
『魔法のコンパス 道なき道の歩き方』 西野亮廣 主婦と生活社

 

 

帰宅した途端、本を読まなくなってしまっていますが(笑)。

秋のメニューのご紹介

2023.10.02

秋のメニューのご紹介

 

皆様、こんにちは

季節もいよいよ秋になりつつある中、
オーベルジュメソンでは秋の味覚、旬の食材をもちいた新しいコースに変更致しました。

今回はSeasonal コースの中から抜粋してこだわりポイントやお料理のご紹介をさせて頂きます。

 

前菜

 

戻り鰹のインサラータ ソイジンジャーソース

まず1品目は、今が食べ頃の戻り鰹の皮目を香ばしく炙ったカルパッチョをご用意しております。

鰹の旬は主に2度あり、4〜5月に獲れるものは初鰹、8月〜9月に獲れるものは戻り鰹と言われております。

戻り鰹は、産卵に向けてたっぷりと餌を食べた後なので、初鰹よりもよく肥えており、脂の乗った今がまさに旬の食材です。

生姜や香味野菜を使った香り豊かなソースと共にお楽しみください。

 

パスタ

猪ラグー 牛蒡 パッパルデッレ

前菜から温前菜を挟んで3品目は、地元滋賀県で採れた猪を使ったパスタです。

ソースは、猟師さんから直接仕入れた猪のバラ肉を、赤ワインと鶏のブロード、ソフリット(主に玉葱、人参、セロリを細かく切って炒めたもの)と共に肉質が柔らかくなるまで4時間かけてじっくりと煮込んだものです。

パスタは、ボリューム感のあるソースに負けないよう、リボンのように幅の広いパッパルデッレを合わせました。トスカーナ地方の伝統的なパスタで、野うさぎや鴨などの煮込みのソースや、脂肪分の多いクリームソースなどと合わせてよく食べられています。

ソフリットには、意外な組み合わせである牛蒡を加えて、土の香りと猪の旨みたっぷりなパスタに仕上げおります。

 

お魚料理

鮮魚のサルティンボッカ

魚料理は、その日厳選した旬の鮮魚に香草のセージとイタリア産プロシュートハムを纏わせて「サルティンボッカ」をイメージした1皿です。

サルティンボッカとは、元々「口に飛び込む」という意味で、すぐに出来て美味しいというところからその名が付けられました。

糖度9度以上のフルーツトマトを使い、軽いトマトクリームソースと共にご用意しております。

この他にも以前ご紹介させて頂いた近江牛のメイン料理など全6品のコースとなっております。

是非、一度秋のコースをご堪能しにいらして下さい。

 

 

⬛Seasonalコース 全6皿

前菜
・戻り鰹のインサラータ ソイジンジャーソース

温前菜
・名残鱧のフリット 紫蘇のジェノベーゼソース

パスタ
・猪ラグー 牛蒡 パッパルデッレ


・鮮魚のサルティンボッカ

メイン
・近江牛サーロインのグリル
 トリュフとマルサラのソース 
 地元野菜のオーブン焼き
または
・鹿肉のロースト アドベリーソース

デザート
・本日のデザート

ブレッド
・フォカッチャ

 

このメニューで予約する:「Seasonalフルコース」プラン

※内容は変更になる可能性があります。

 

⬛The Mesonコース 全7皿

アミューズ
・旬のフルーツとブラータチーズの
 カプレーゼスタイル

前菜
・金目鯛と紅ズワイ蟹のクルード
 ハーブの菜園サラダ

パスタ
・猪のラグー 牛蒡 パッパルデッレ


・オマール海老と近江野菜のカルトッチョ

ソルベ
・本日のソルベ

メイン
・近江牛サーロインのグリル
 トリュフとマルサラのソース
 地元野菜のオーブン焼き
または
・鹿肉のロースト アドベリーソース

デザート
・本日のデザート

ブレッド
・フォカッチャ

 

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※内容は変更になる可能性があります。