「ゲストに感謝の気持ちを伝えるため」
「ゲストに喜んでもらうため」
「以前からあこがれていたため」
「けじめなので」
上記は、結婚したお二人が、「披露宴・披露パーティーをした理由」の上位に選んだ質問項目で、
結婚情報誌の調査によるもの。
上位2つを素直に解釈すれば、ほとんどの人が、
「これまでホントにありがとう。今日はようこそお越しくださいました」というお二人の気持ちと、
「結婚おめでとう。よかったね」というゲストの気持ちを交し合う、
コミュニケーションの場として「披露宴」が設定されたことになる。
ところが、同じ調査によると実施した演出の上位は
<結婚式>
1、フラワーシャワー、ライスシャワー
2、挙式時の音楽を自分で選ぶ
3、ブーケトス、ブーケプルズ
<披露宴>
1、ファーストバイト(ウエディングケーキを互いに食べさせあう)
2、親に花束を贈呈する
3、生い立ち紹介などを映像演出で行う
となる。
もちろんメソンでもこれらの演出は、実施されるケースは多いが、
これらだけが時間割どうりに並んでいたのでは、
どうも「想い」と「行動」がずれている気がしてならない。
大切な「コミュニケーション」の様子が、見えてこないのだ。
式や披露宴を意味のあるものとは思えないため、
実施を見送る人たちが増えているのは、
こんな「ズレ」が大きな影響を与えているのだと思う。
もう一つ気になるのは、「けじめなので」という回答。
「けじめ」という意識はわかるが、何をしたら「けじめ」になるのか、
お二人も会場側もあまり、明確な答えをもっていないのではないだろうか?
誰にけじめをつけるのか?
お二人の間
お互いの家族・親族
友人や職場、近所 など
そのために
結婚式をすること
夫婦・家族になることを、誓う・約束すること
結婚すること(自立)を宣言すること
自分がどんな人と結婚するのかを知ってもらうこと
互いの親族が顔を合わせること
自分の友人へ紹介すること
実は、いろんな要素が考えられる。
なにより大切なのは、あなたが式や披露宴をする理由。
あとは、いろんな情報に惑わされず、
最初の「想い」を大切に、お二人なりの形にしていくことなのです。