名倉友さん・里子さんご夫妻



福祉施設の職場で出会ったおふたり。出会いから、いい加減なおつきあいはできないからと結婚を前提にした交際としてスタートしたと、ゆっくり友さんが話をはじめてくれました。里子さんは、仕事に人生を捧げようと思い込んでいたほど、仕事一直線でしたと、話をつないでくれる。







結婚式というものに対して何か持っていたイメージや思いはありましたか?



友さん:「友人の結婚式に出ていたときに、あの微妙な放っとかれる感が凄いいややなというのはずっとあったんです。そんな式は嫌いだった。見せ物にされている感覚がどうも。」


里子さん:「この人、ずっと少人数、少人数って言ってました。(笑)」



友さん:「僕は、軽井沢かどこかのこじんまりしたペンションでの友人の結婚式だけは、いい感じだと思っていたんです。それは新郎とずっとしゃべれたから。」


ふたりの結婚式場探しのためには、結構いろいろな会場を見に回ったという。


里子様:「6件か7件か見にいきましたかね。私は仕事が好きで、結婚とか結婚式とかのイメージがあまりなかったので、夕暮れのガーデンで挙式というぼんやりしたイメージしか出てこなかったんですけど。」


友さん:「雑誌に載っていたメソンさん見て、最初、緑だらけやなと思いましたが・・大きすぎない感じだなと。」


里子様:「いろいろ見に行って、どこもみんなキレイではあるのですが、ここでやりたい!とは思わなくって・・・違うなあ、違うなあという感覚がしばらく続いていました」


友さん:「メソンさんに来たときは、玄関へのスロープのところで、彼女が『あ、ドングリ!!』って叫んでテンション上がっているんですよ(笑)」


里子様:「ドングリで決めた訳ではないけれど、あ!ココでやる!ここでやりたい!って。玄関で」


友さん:「もう決まった感じで・・・」


里子様:「そう、ここでやる!と」



おふたりの結婚式は、2部制で行われた。

一部’(昼の部)が、キリスト教式の挙式と、職場、親族を招いての約50名のパーティ。そして2部(夜の部)は、お互いの友人を招いてパーティを先にして、その後、夕方の森のチャペルで、友人を前に人前式。



里子様:「夕方のチャペルで挙式がやりたくて、そして本当はキャンドルナイトの式にしたかったのです。残念ながら当日は風が強くて出来なかったのですが」


友さん:「2部制にしたのは、よく披露宴では、知らない人同士が同じテーブルになって、初対面同士で何かぎこちなくて」


里子さん:「その日は一日、メソンが貸切になるので、終電までのゆっくり話しが出来ました。その上5人ほど宿泊してくれたので、本当に一日丸ごと贅沢な時間でした。



友さん:「昼間の一部では、司会は僕の父親がやりまして。新郎新婦の紹介スライドショーは彼女の父親が作り、当日の受付や進行も兄弟みながそれぞれ分担してやってくれました。2部のほうは、実は1ヶ月前まで流れが未定のままだったのですが、友人がやったるわ!と動いてくれて、無事に進行する事が出来ました。両親も2部にも残ってくれて、挨拶をしてくれたのも嬉しかった。」



里子さん:「友さんのお母さんが、彼の好物の稲荷寿司を80個作って持ち込んでくれまして。私の母親は、何も特技がないとかいってましたが、当日メイドの衣装に身を包み、ケーキをみなさんに配って歩き、楽しそうにやってましたね。」



何か凄い企画のパーティですね。



友さん:「ありがとうございます。でも、準備は結構難航しました。キャンドルサービスとか何のためにするねん?という疑問はありました。だから、ありきたりの式は嫌やということは明確だったんです。僕たちの結婚式に、みんなが都合をつけて集まってくれる。このみんなに感謝の気持ちは伝えることは大事だろうと。でもそれをどうやって伝えたらいいのかが、わからない。」


里子さん:「そう。こんな感じになりたいと思ってはいるのだけど、具体的に、何をどうやってやったらいいのかなって」


準備は難航し、メソンも多少心配になるような段階もあったという。





何から、最終的にこんな素敵な内容になっていったのですか?



里子さん:「やっぱり、感謝の思いを伝えたいってことを明確にすることが、スタートだったとおもいます。メソンさんからもいろいろと側面的なアドバイスを頂いて。当日参列する方々は、ご飯を食べに来るんじゃない、お祝いをしたくて来る訳だからと。その中でも、一番お祝いをしたい人は家族なんじゃないか、というヒントももらって。
きっと一般では、こんな企画をこの順にと、内容をどんどん詰めてくるのかもしれないけれど、なかなか具体的なプランが作れない私たちにも、辛抱強くアドバイスを頂けたことが大きかった。」


友さん:「一番お祝いをしたい人が家族であるんやったら、家族を巻き込もう!と。ちょうど父親の友人がメソンさんで司会をしてウェディングをされたらしく、父がその友人から、司会するのもなかなかいいよ!お前もやったら?と言われて。父が司会をということになり、そこから内容の流れが出来てきました。」


里子さん:「準備は大変やったけど、参加したみんなから『あなたらしいわ!』と喜んで頂けました。そんな感想を聞いたときには『言わしたった!!』(笑)って私も嬉しくなりました。」


友さん:「2部制にして、仲のいい人が集う形にしたので、本当にみんながそれぞれに盛り上がってくれました。参加者みんなが主人公という感になりました。もし一部だけだったら、こんなには仲良くは出来ていなかったと思います。家族と友人たちが直接仲良くなって、今ではメールのやり取りする程になってまして(笑)」






メソンでの結婚式で一番印象に残っていることは?



里子さん:「メソンに出会うまで「やりたくないことをしないといけなくて」で「してみたいことは出来ない」って感覚がありましたけど、メソンでは本当にやりたいことが出来る」って思いました。参加してくれたみんなも、今までで一番食事も美味しかったし、みんなが楽しんでいる空気感が良かったって。」


友さん:「結婚式を自分の家でやりたいけれど、スペースがないし、食事の準備も大変。だからメソンさんにサポートしてもらいながらも、家族ぐるみで、自分たちの結婚式する、そんな感覚で出来たと思います。家族+メソンのスタッフの方と一体でもてなすことが出来たという感じでした。
やっぱりグリルを囲んでのビュッフェ形式は効果的。みんなが食事を取りにうろうろしますから、本当に自然と人の流れが出来て、会話も出来て盛り上がった。新郎新婦への特別扱いはなかったですが(笑)ゲスト全員とちゃんとしゃべることが出来ました。絶対やってよかった。」



おふたりの会話を聞きながら、家族やみんなに愛されている関係を作ってきた人柄が、十二分に出た式とパーティだったのが伝わってきた。


メソンには、ひな形がない。


「やりたいように出来る」ということは、何のためにこの企画をする、何を伝えたいのかというある意味本質的な自問自答の要素が入ることになる。
そして当日は、それが伝わって、お祝いの席がいろんな意味を持つ時間に変わる。
新郎新婦はもちろん、両親、兄弟、親族、友人それぞれが、それぞれの人生の主人公として、いろんな思いが沸き上がる空間にまで、広がっていく。


メソンのチャペルや建物は、そんな空間の、魔法があるのかも知れない。
それがメソンスタイルのウエディングなのだ。


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